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2007年3月18日 (日)

春を待つ受験生のみなさんへ

会計士や税理士の受験勉強をしている皆さん、調子はいかがですか?

「合格したらこんなことをしよう」、「合格したら素晴らしい自分になれる」…いろいろなことを犠牲にして勉強している以上、そう思うのは仕方がないことかもしれません。

でも、“一生懸命にやって合格したことの次にいいことは、一生懸命にやったけどだめだったこと”だと思うのよ。それはモンゴメリーの『赤毛のアン』の中に出てくる言葉。その本当の意味がわかるようになったのは、会計士に合格した年の試験を受け終わったとき。

「一生懸命にやったけれど、だめだった…なんて、そんなむなしいことはない」と、それまでは思っていたのだけど、ほんとうに心から一生懸命に頑張る日々を過ごすと、それを超えてしまうものだと知りました。

合格してもしなくても、日々、いろいろな自分にチャレンジし、学び、生きているもの。精一杯勉強すること自体が、自分の人としての力になるのですよ。確かに合格によって自分をとりまく環境は変わり、新しい世界が開けるかもしれない。でも、それもあなたの心の中にあること。時というものは、今(現在)しか、存在しない。合格しなければ何もかも無意味だと思うのはとてももったいないこと。

焦っては負け。すべては自分の成長のためにある素晴らしいチャンス。大切にかみしめるように自分の心と頭に吸収して、かけがえのない日々を充実させてほしいと思います。

さて、十数年前、先生はみなさんと同じように受験生でした。大好きな札幌を受験地に選んで会計士試験を受験したそうなの。試験の2日前から市内のホテルに宿泊。小さなアクシデントが続いたっけ…ホテルの廊下を歩く団体客の大声で真夜中に何度か目がさめたこと、ダンボールに詰めて送ったはずの参考書やレジュメが郵便局の手違いで試験前に届かなかったこと、ひどい頭痛で最後まで試験を受けられるか不安だった試験2日目、そして最終日(3日目)の最後の科目が無事に終了したときの満足感と感激。最後の試験が終了した瞬間は何年たっても忘れられない…それが、“一生懸命にやって合格できた次にいいことは、一生懸命にやったけどだめだったこと”、の意味。

試験の結果はわからないけれど、ここまで頑張れたことがありがたく、ただ嬉しかった。その満足感は、たぶん、自分と真剣に向き合い、周りのすべてに感謝する気持ちを持ち続けた日々を重ねたことへの自信。

平常心で最後まですべてに感謝し、自分を信じて、過ごしてください。焦らない、怒らない、くよくよしない、すべては自分の糧になること。いつかそのことが本当にわかるときがきたら、きっと合格していますよ。

そして最後に、これも『赤毛のアン』の中にあった言葉を贈ります。

“神は天にいまし、この世はすべてこともなし”

精一杯、力を尽くした後は、空を見上げて、この言葉を思い出してくださいね。

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(写真:岸本ビルの上空を見上げて…)

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